今日は、曇り空のフィジーからのお便りです。
ときどき雨が降り、いつもの日差しの代わりに、湿った空気を感じる一日。こんなお天気だと、少しゆっくり過ごしたくなりますね。
昨日は、新しいレシピをご紹介しました。
甘みのあるトマトに、まろやかなココナッツミルクと、ぷりっとしたえび。雨の日の午後にも食べたくなる、南国らしいカレーです。

オランダの子育てを描いた本を、もう一度
最近、リナ・マエ・アコスタさんとミシェル・ハッチソンさんの『The Happiest Kids in the World』を読み返しました。今回で2回目です。
子どもの幸福度が高い国として知られるオランダ。その子育てや暮らしを紹介している本です。
フィジーも、ゆったりした暮らしや、人々の明るさがよく話題になります。どこか通じるところがあるのかな、と思いながら読みました。
私はもともと紙の本が好きです。ページをめくる感触も、本棚に本が並んでいる景色も、なんだか落ち着くんですよね。
ただ、フィジーでは本屋さんがあまり身近にないので、今はタブレットで読むことが多くなりました。遠くにいても、読みたい本をダウンロードしてすぐに読める。本当にありがたいことです。
子育てに、一つの正解があるわけではなくて
読み返して感じたのは、子育てには「これが正解」という一つの形があるわけではない、ということでした。
国が違えば、文化も価値観も、受け継がれてきた習慣も違います。同じ国の中でも、家族ごとに暮らしのリズムや大切にしたいことは違いますよね。
だから、どこかの子育てをそのまま目指すというより、自分たちの家族に合う形を見つけていけたらいいのかなと思います。
フィジーの子どもたちを見ていて思うこと
本を読みながら、フィジーの日常と少し重なるなと感じるところもありました。
私の身のまわりでは、塾をあまり見かけませんし、放課後の習い事も、それほど多くはないように感じます。
週末は家で過ごしたり、近所の子どもたちと遊んだり、家族でごはんを食べたり。次の予定、その次の予定と、いつも忙しく動き回っている感じではありません。
もちろん、教育制度も、子どもたちを取り巻く環境も国によって違うので、単純には比べられません。
それでも、朝、学校へ向かう子どもたちを見ていると、のびのびしていて元気だな、楽しそうだなと感じることがあります。
今回の読書で心に残ったのも、先へ先へと進めることばかりを考えるのではなく、そのとき目の前にあることを、しっかり学ぶ時間も大切なのではないか、ということでした。
親も子も、ほっとできる暮らしに
何より、親も子も、もう少し肩の力を抜いていいのかもしれません。
ほかの家族や、ほかの国と、いつも比べなくてもいい。誰かが考える「成功」に、わが家を合わせなくてもいい。
それぞれの家族に、それぞれのペースや、大切にしたいことがあります。
理想の子育てを追いかけるよりも、家族みんなが安心して、自分らしく育っていける場所をつくること。私も、そんなことを大事にしていきたいと思いました。
フィジーで暮らしていると、日々の予定を少し減らすことで、かえって大切なことに使える時間が増えるのかもしれない、と感じることがあります。
好きな場所で、ゆっくり本を読む時間
今回読んだ『The Happiest Kids in the World』は、『Bula Fiji Magazine Vol.05』の読書コラム「お気に入りの場所で楽しむ本」でも紹介しています。
旅先で出会った本も、普段の暮らしの中で手に取った本も、思いがけず今の自分に必要なヒントをくれることがありますよね。
Vol.05では、のんびりした朝や静かな午後に、ゆっくり読みたくなる本を集めました。雑誌のほうも、楽しんでいただけたらうれしいです。


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