フィジーに来て、早いものでもう二年。それでも、この国が「幸せの国」と呼ばれる理由を、日々の何気ない場面でしみじみと感じることがあります。
そのひとつが、街のあちこちで聞こえてくる、フィジーの人たちの大きな笑い声です。
笑い声につられて、私も笑顔に
今日、車を運転していたときのこと。信号の近くにいた人が、突然、大きな声で笑い始めました。
何だろうと思って目を向けると、どうやら前を走る車の中に知り合いを見つけたようです。体がのけぞりそうになるほど、豪快に笑っていました。
車が通り過ぎる、ほんの一瞬。その短い間に、知り合いに気づいて、あんなに楽しそうに笑えるなんて。
何がそんなにおかしかったのか、私にはわかりません。でも、その笑い声につられて、運転していた私まで、思わずくすっと笑ってしまいました。
日常にあふれる、大きな笑い声
実は、フィジーではこうした光景は日常茶飯事です。
フィジーの人たちの笑い声は、本当に大きいんです。「ゲラゲラ」という言葉がぴったりくるような、遠慮のない、気持ちのいい笑い方。そして、笑い出すまでが一瞬なのも、いつもすごいなと思います。
知っている顔を見つけたら、すぐに笑顔になれる。そんな何気ないやり取りに、ここで暮らす人たちの距離の近さを感じます。
変わりゆく街にも残る、人とのつながり
フィジーも近代化が進み、少しずつ変わりつつあります。それでも、街を歩いていると、人と人とのつながりや、支え合いを感じる場面にたくさん出会います。
忙しい毎日の中で、人とゆっくり言葉を交わす機会が少なくなりがちな今。だからこそ、こうした何気ない交流が、いっそう温かく感じられるのかもしれません。
知り合いを見かけて、大きな声で笑う。その笑い声を聞いた誰かも、つられて笑顔になる。
人とのつながりや支え合いを大切にするフィジーの文化は、こんな日常の小さな場面にも息づいているのだと、しみじみ感じます。
今日も街に響く笑い声に、私まで少し幸せを分けてもらいました。

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