フィジーが教えてくれた、新しいお米の楽しみ方
どこまでも続く青い海と、ゆったりと流れる島全体の時間。
ここフィジーでの暮らしは、私に「食べることを、もっとシンプルに、もっと心地よく楽しむ」というスローウェルネスな気づきをたくさん与えてくれます。
そんなフィジーですが、実は人口の多くをインド系の人々が占めているのをご存知ですか?
そのため、ローカルの市場やスーパーには、いつも色鮮やかで香り高いスパイスが驚くほど豊富に並んでいます。
フィジーに住み始める前、私にとって「ビリヤニ(スパイスとお米の炊き込みご飯)」は、どこか特別なお店で食べる少しハードルの高い料理でした。
でも、この国で日常的にスパイスと触れ合い、本場の味に出会う中で、その奥深い美味しさにすっかり魅了されてしまったのです。
最小限のスパイスで、最大限の心地よさを
今回から始まる「トロピカルレシピ」のコラム。
第一弾としてご紹介するのは、私がフィジーの暮らしの中でたどり着いた、とってもシンプルなビリヤニです。
本格的なビリヤニは何種類ものスパイスを複雑に組み合わせますが、私のレシピは「お手軽・簡単」がテーマ。
使うスパイスも最小限に抑えました。
スパイス特有の強い刺激や辛みはないので、小さなお子様がいるご家庭や、スパイス料理に馴染みがない方でも、やさしい炊き込みご飯として日常的に楽しんでいただけます。
お鍋を開けた瞬間に広がる湯気と、お米とスパイスが織りなす優しい香りは、おうちにいながら南国のリゾートを旅しているような贅沢な気分にさせてくれます。
それでは、キッチンを南国の香りで満たす、とっておきのミニマルレシピをご紹介します。
お家で本格ミニマル・チキンビリヤニ(3〜4人前)
本来は生米から何段階も工程を踏む複雑な料理ですが、今回は「お鍋ひとつ(ワンパン)」で失敗なくパラパラに仕上がる、島暮らし流の本格お手軽レシピにアレンジしました。

1. 材料 (Ingredients)
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【お肉のマリネ(カレーベース)】
- 鶏もも肉:2枚(一口大に切る)
- プレーンヨーグルト:大さじ4
- おろしにんにく・生姜:各1片分
- カレー粉:大さじ1.5(またはお好みのスパイス:クミン、コリアンダー、チリなど)
- 塩:小さじ1
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- 【お米と炊き込み用】
- バスマティライス(長粒米):2合(300g)
💡 お米選びのポイント 身近な食材で一気に本格的な味に仕上げるために、バスマティライスを使うのが断然おすすめです。驚くほど軽やかでパラパラな、現地の食感を再現できます。
- 玉ねぎ:1個(薄切り)
- トマト:1個(ザク切り)
- 水:350ml
- バター(またはギー):20g
- 塩:小さじ1/2
- バスマティライス(長粒米):2合(300g)
- 【お米と炊き込み用】
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- 【仕上げ・トッピング】
- パクチーやミント(刻む):適量
- フライドオニオン(あれば):適量
- 【仕上げ・トッピング】
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2. 作り方 (Steps)

ステップ 1:下準備
- お米の準備: バスマティライスを優しく洗い、たっぷりの水に20〜30分浸しておきます。その後、しっかりザルにあげて水気を切ります。
⚠️ バスマティライス以外(ジャスミンライスや日本米など)を使う場合: 水分を吸いすぎてベチャつくのを防ぐため、お水に浸す工程(浸水)はスキップして大丈夫です!サッと洗って(または洗わずに)そのままお使いください。
- お肉を漬ける: ボウルに【お肉のマリネ】の材料をすべて入れ、よく揉み込んで20分以上(できれば1晩)置いておきます。
ステップ 2:ベースのカレーを作る
- 深めのお鍋(またはフライパン)にバターを熱し、薄切りにした玉ねぎを炒めます。きつね色(飴色の一歩手前)になるまでじっくり炒めるのが、コクを引き出す最大のポイントです。
- ザク切りにしたトマトを加え、水分が飛んでペースト状になるまで炒めます。
- 漬け込んでおいた鶏肉をマリネ液ごとすべて投入し、お肉の表面の色が変わるまで中火で炒めます。
ステップ 3:お米を重ねて炊く
- 炒めたお肉の上に、水気を切ったお米を平らにならすように広げて乗せます(ここではまだ混ぜ合わせません)。
- 水(350ml)と塩(小さじ1/2)を、お米が崩れないように縁からそっと注ぎ入れます。
- 蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火にして12〜13分炊きます。
- 火を止め、蓋をしたまま10分間しっかり蒸らします。
ステップ 4:仕上げ
- 蒸らし終わったら蓋を開け、パクチーやフライドオニオンを散らします。
- お米を潰さないように、底からさっくりと空気を入れるように混ぜ合わせます。あえて「白いごはんの部分」と「カレー色の部分」がムラになるようにざっくり混ぜると、お店のような美しい見た目に仕上がります!
本格派には:さらに美味しくなるワンポイント
- ライタ(ヨーグルトソース)を添えて: ヨーグルトに刻んだきゅうり、玉ねぎ、塩、少しのクミンパウダーを混ぜた「ライタ」を添え、ビリヤニにかけながら食べると、現地感たっぷりのさっぱりした味わいになります。
- スパイス感アップ: もし手元にあれば、玉ねぎを炒める最初にカルダモン(2粒)やクローブ(3粒)、シナモンスティック(1/2本)などのホールスパイスを油で炒めると、香りの次元がグッと上がります。
- 🌶️ 最後にお好みの辛さをプラスしたいときは…
もし「もう少しパンチが欲しいな」という方は、仕上げにチリソースをひと回ししてみてください。
ぜひおすすめしたいのが、「フィジーファイヤー・トロピカルボンゴチリソース(Fiji Fire Tropical Bongo Chilli Sauce)」です。
<フィジーファイヤートロピカルボンゴチリソース>
フィジー特産品の「ボンゴチリ」は香りがとっても豊かな唐辛子。
このソースは、鮮やかな黄色いボンゴチリをパイナップルベースでブレンドしたもので、自然食材100%、ビーガン、添加物不要で作られています。
フルーティーなパイナップルと華やかなボンゴチリの豊かな香りが、この優しいビリヤニに驚くほどマッチし、一瞬でエキゾチックな一皿へと仕上がります。
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