マーケットで見つけた大好きなオタとボンゴチリでつくる、夏のピリ辛野菜炒め。
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先日の朝、久しぶりのナンディマーケットで運命的に出会えた大好きな野菜「オタ(Ota)」。
先日の朝、久しぶりのナンディマーケットで運命的に出会えた大好きな野菜「オタ(Ota)」。
マーケットのおばちゃんが満面の笑顔で「強火で油を多めに入れて、一気に炒めるのが最高に美味しいのよ!」と教えてくれた言葉がずっと頭から離れなくて、さっそく我が家の台所で腕を振るってみることにしました。

せっかくならフィジーの豊かな風味をたっぷり詰め込みたくて、ニンニクと、帰り道に手に入れた真っ赤なボンゴチリを加えて、少しピリ辛な大人の野菜炒めに仕立ててみます。

作り方は、驚くほどシンプル。
まずはオタを丁寧に洗い、少し硬さのある茎の下の部分と、上の柔らかい葉の部分をそれぞれ5センチほどの長さに切り分けておきます。
フライパンに少し多めの油を引き、みじん切りにしたニンニクを入れて弱火でじっくりと香りを引き出します。
香ばしい匂いが台所に満ちてきたら、いよいよ強火の出番。
まずは火が通りにくい茎の芯の部分をフライパンへ投入し、一気に炒めていきます。
芯がシャキッと心地よく噛めるくらい柔らかくなったら、今度は上の柔らかい部分を加えてさっと火を通します。
全体が鮮やかな緑色に変わり、美しい艶が出てきたら、仕上げに火を少し弱めます。そこへお醤油をひと回し、そして薄くスライスしたボンゴチリを加えて、全体をさっと絡めるだけ。
ジッという小気味いい音とともに、お醤油の香ばしさとチリの刺激的な香りが湯気となって立ち上り、一瞬で幸せな気持ちに包まれました。

ここで少し、フィジーの日常に寄り添う「オタ」という不思議な植物についてのお話を。
オタ(Ota)は、パシフィックの島々の豊かな清流沿いや、湿り気のある森の中に自生する野生の「シダ植物」の一種です。
フィジーの人々にとっては、はるか昔から変わらずすぐ隣にある、自然からの大切な贈り物。
ビニールハウスなどの人工的な環境では育たず、島の雨と太陽のバイオリズムのなかで自生するため、マーケットに並ぶのはまさに「今が旬」である証拠です。
日本の山菜のような独特の心地いい歯ごたえと、ほんのりとろみのある瑞々しさが特徴で、食物繊維やビタミンも豊富に含まれている、まさに島を代表するナチュラルなウェルネス食材です。
おばちゃんに教わった通り、強火でじゃっと炒めたオタは、シャキシャキとした食感が素晴らしく、ニンニクのコクとボンゴチリのピリッとした辛みが絶妙に絡み合って、一口食べるたびに身体の奥から元気が湧いてくるような特別な美味しさでした。

スーパーの棚に綺麗に並んだお野菜も便利で素敵だけれど、こうしてマーケットで人と会話を交わし、その土地の野生の恵みを五感で料理する時間は、私の暮らしに何にも代えがたい豊かな平穏をくれます。
皆さんは今日、どんなお料理で身体を労わってあげましたか?
もし皆さんのお気に入りのローカル野菜や、おすすめの美味しい食べ方があれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
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