Bula from Fiji.
フィジーでの暮らしに静かに馴染んでいく中で、私の朝の食卓に欠かせない新しい定番ができました。
南国の強い太陽を浴びて育ったスーパーフード、「モリンガ」です。
日本にいた頃は、健康意識の高い方の間で時折名前を耳にする程度でしたが、こちらに移住してから、現地の人々が古くから大切にしてきた「奇跡の木」であることを知りました。
大自然のエネルギーがそのまま凝縮されたような、力強い自然の恵みです。
初めてモリンガのパウダーを口にしたとき、どこか懐かしい、落ち着いた香りが印象に残りました。
味わいは、深みのある抹茶と香ばしいほうじ茶をブレンドしたような、少し渋みのある大人の味。この控えめで奥深い風味なら、日本の私たちの日常にもすんなりと溶け込んでくれるのではないか、と直感しました。
最近の私のお気に入りは、朝のひとときに淹れる「モリンガ抹茶ラテ」です。
抹茶ラテに、モリンガパウダーをほんのひと匙、静かに混ぜ合わせるだけ。
モリンガの持つほのかな渋みがミルクの甘さを心地よく引き締め、一口ごとに、体が内側からゆっくりと満たされていくのを感じます。

もう一つの愉しみ方は、いつものヨーグルトに合わせること。
ここに、先日行ったローカルマーケットで見つけたフィジー産の生ハチミツをたらりとひと回しするのが、我が家の贅沢です。

大自然の野生の花々から集められたフィジーの生ハチミツは、非加熱だからこその驚くほど濃厚なコクがあり、どこかフルーティーな余韻を残します。
モリンガのビターなニュアンスと、生ハチミツのまろやかな甘みがヨーグルトの中で溶け合い、何気ない朝食が、少し特別な時間に変わります。
日本にいた頃の朝は、常に時間に追われ、慌ただしく済ませることが常でした。
しかしフィジーに来てからは、こうして地域の素材を使い、手を動かして静かに食卓を整えるプロセスそのものが、一日を心地よく始めるための大切な儀式になっています。

今回ご紹介した組み合わせは、どれも混ぜるだけのシンプルなもの。
ひとときの「島の穏やかな空気」を感じていただけたら幸いです。
それでは、今日も穏やかな一日をお過ごしください。

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