
ビチレブ島の南西部、コーラルコーストの玄関口として知られるシンガトカ。リゾートが並ぶ海沿いとは少し違い、ここには人々の暮らしが色濃く残っている。
シンガトカといえば、どこか“馬の町”という印象もある。周辺では乗馬体験もでき、のどかな風景が広がっている。
この日は日曜日。町に入ると、いつも以上に活気にあふれていた。

まず目に入ったのは、小さな駄菓子屋のようなお店。カラフルなお菓子がぎっしりと並び、どこか懐かしくて、思わず足を止めてしまう。

少し歩くと、バーバーショップにはたくさんの人。
店の外まで人があふれ、それぞれが順番を待ちながら、のんびりとした時間を過ごしている。


町の中心にあるマーケットは、この日の一番の賑わいを見せていた。建物の中だけでなく、その外にもシートを広げ、新鮮な野菜や果物が並ぶ。
色とりどりの農産物、行き交う人々の声。
ローカルのエネルギーが、そのまま空気になっている。
歩いていると、美味しそうなインド系のスナックの屋台も発見。
フィジーならではの多文化が、こうした日常の中に自然と溶け込んでいる。


歩いていると、美味しそうなインド系のスナックの屋台も発見。
フィジーならではの多文化が、こうした日常の中に自然と溶け込んでいる。


マーケットの近くにあるローカルレストランで、フィッシュアンドチップスをテイクアウト。
料理はもちろん、店員さんのあたたかい笑顔も一緒に受け取った。


バス停の前にはジューススタンド。フレッシュなドリンクを片手に、行き交う人々を眺める時間も心地いい。
ひっきりなしに到着するバスと、人の流れ。ここが町のハブであることを実感する。



コーラルコースト沿いには多くのリゾートがあり、観光客が立ち寄ることもあるシンガトカ。
でもこの町の魅力は、整えられた観光地ではなく、人々の暮らしがそのまま見えるところにある。
コンパクトな町の中に、フィジーのリアルがぎゅっと詰まっている。
そんな場所だった。
